CO2レーザー治療はほくろ除去のひとつの方法
ほくろ除去のひとつの方法としてCO2レーザー治療というのがあって、これは水分含有量が多い皮膚組織に反応するレーザーによりほくろを蒸発させて除去するものです。
ほくろを含む皮膚には水分が多く含まれていて、そこにCO2レーザーを照射すると照射部分に熱が発生して蒸散させることができます。
それによりほくろの色素細胞が破壊されて除去されますし、メラニンだけを選択的に蒸散させるので、取り残しが少ないですし再発することも少ない方法です。
また深部組織や周辺の正常な皮膚に対してダメージを与えないので、最小限の処置でほくろ除去ができます。
それからメスを使用する治療と比較して出血がほとんどありませんし、治療の時は局所麻酔をするので痛みも少ないです。
肌への負担が少ないといった特徴があって、仕上がりもきれいなので安心してほくろ除去の施術を受けられます。
CO2レーザーでほくろ除去した後にアフターケアすることは大切で、しっかりとケアができるかどうかで施術部位の治る早さも左右します。
治療当日から入浴や洗顔は大丈夫ですが、施術部位をゴシゴシ擦るような刺激は避ける必要があります。
またアフターケアとして、お風呂から上がった後には処方された絆創膏や専用テープなどで保護すると良いですし、治療後の施術部位はメラニン色素が沈着しやすくなっているので、紫外線対策はきちんすることが大事です。
治療後の化粧に関しては、施術部位以外ならば術後すぐでもOKですが、施術部位については約11日後から化粧がOKとしているクリニックが多いです。
CO2レーザーではどのような状態のほくろ除去が期待できるのかというと、皮膚の一部が丸く黒色づいた通常のほくろです。
また皮膚の中に埋もれているほくろについては、皮膚表面に近ければCO2レーザーによる一度の治療で除去できます。
しかし奥深くに入り込んでいる場合は、CO2レーザーで数回の治療が必要になったり、美容外科処置が必要になったりします。
ただし、悪性の疑いのあるほくろについては、病理検査ができないためCO2レーザーによるほくろ除去はできません。